向田邦子さん没後40年となる今年。
テレビで特集が組まれたりイベント(配信)が開催されたりしています。
著書はだいたい持っているので、図書館で向田作品を解説する本をたくさん借りているこの頃です。


料理の話、食べものの話がとても多い向田さん。
「わかめのいため物」もエッセイの中に登場します。
炒めるときに油がはねるので鍋ぶたを盾にするというのが印象的です。

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生の新わかめを見かけたので早速作ってみました。
お値段はなんと128円!
保存がきかない生ものだからか塩蔵よりずっと安いです。

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こう見えてずっしり重く、わが家の鍋では一度では茹でられないほどの量!

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よく洗ってから沸騰した湯で色が変わるまで30秒ほど茹でます。
冷水にとって色止めをしてから、3回に分けてサラダスピナーで水気を切ったものがこちら。

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磯の香りが強く、切ればザクッザクッと小気味よい感触が。
歯ごたえが楽しめそうです。


詳しい分量の記載はなく、以下のような感じで作ります。

サラダ油(米油)とごま油を半量ずつ熱し、堅めに戻して3cm四方に切ったわかめを加える。
はねるのでやけど防止のため長めの菜箸で炒める。
わかめが翡翠色になったら削り節と醤油を加えてジャーッとかき混ぜる。

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『向田邦子の手料理』の写真にもあるように、とっておきの皿にほんの少しだけ盛るのが向田流です。
“とっておきの皿”と呼べるほどの小皿がなく、鉢に山盛りで失礼…
さらに、もう少し削り節がチリチリになるまで炒めてもよかったかもしれません。
わかめはまだまだあるのでリベンジしてみます。

本に「わかめは上質なものを求め…」と書いてあるせいか、
もうずいぶん前からその存在を知っていたのに挑戦していなかったこちらの料理。
鳴門わかめではなく宮城県産わかめでしたが、やっとその美味しさを感じることができました。