じゃがいも・玉ねぎ・完熟のトマトを野菜の水分だけで煮込み、
塩とバターで味付けしたこちらは、子どもの頃母がよく作ってくれた料理です。

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「トマトとじゃがいものバター煮」と便宜上名付けてみたけれど、名前は特にありませんでした。
決して食べやすい形ではないのに、なぜかじゃがいもはいつも輪切り。
そして堂々と残るクルンと丸まったトマトの皮。
わたしにとってはノスタルジックな要素なのであえてそのままにしています。


■材料(4人分)

・じゃがいも 中3こ
・玉ねぎ 大1こ
・完熟トマト 2こ

・バター 20g
・砂糖 少々
・塩 小さじ2/3

■作り方

1.じゃがいもとトマトは厚さ1センチの輪切りにし、じゃがいもは水にさらす。
2.玉ねぎはくし切りにする。
3.熱したストウブ鍋にバター10gを溶かし、じゃがいもと玉ねぎをサッと炒める。
4.玉ねぎがしんなりしたら、トマト、砂糖、塩を加えてひと混ぜし、蓋をして弱火で15分煮込む。
5.残りのバターを加えて全体を混ぜる。


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母の料理はなんでも美味しく食べていましたが、日常に溶け込んでしまうのでしょうか。
印象に残っているのはこうした名もなき料理ばかりです。
豆腐を甘いだしで煮て卵とじにしたもの。
輪切りにしたなすをフライパンで焼いてスライスチーズを乗せてレンジでチンしたもの。
(ちなみにこれには必ずお醤油をかけていました。)
ちょっとした懐かしの一品がいくつかあります。

キッチンツールが多様化してストウブ鍋になり、
祖母は鰹節を削って作っていたのが母は削られた鰹節を使い、
娘のわたしは顆粒だしの素で楽をするように。
食材も増えてスライスチーズがシュレッドミックスチーズになったり。
様々な理由で少しずつ形を変えながらも、名もなき料理たちは受け継がれています。